渡橋銀杏の脳内解剖

徒然なるままに

お久しぶりです。渡橋銀杏です。

今回は、現時点での予定等をお話しできればと思います。

 

もうすでに2022年のほとんどが終わり、残すところ50日となりました。年をとると時間が経つことが早いと感じるとはよく言いますが、まだ二十歳の若輩ながらひしひしと感じております。

 

まず、十一月は現在執筆中かつ小説家になろう様にて連載中の

『ReLight~ラブコメ再現計画~』の一巻分、約十五万文字を書き上げることを優先しようかと思っています。ミステリ作家がライトノベルというのもなかなか珍しい話ですが、そもそも自分は純文学、恋愛、青春、スポーツなど様々な着想がありますので、これからも違うジャンルに挑戦していきたいと思っております。

 

そして、十二月中にはもう一冊、kindleにて作品を公開できるように努力していきたいと思っております。それが『小伏凪沙シリーズ』の最新作となるか、まったく違った作品になるかはわかりませんが、

 

本当ならば『ReLight~ラブコメ再現計画~』も早期にKindleに自身の作品として並べたい思いはありますが、さすがにイラストの無いライトノベルはどうかと思いますので、とりあえずのイラストを用意できるまではなろう様にて公開を続けさせていただきます。

 

そして、目標は高く来年には『ReLight~ラブコメ再現計画~』シリーズの構想をほとんど完成させたいと思っております。現時点での刊行予定は本編が13巻。さすがにそこを目指すとなると一か月に一冊分。書けない量ではないですが、他のジャンルを全く執筆しないと言うのも本来のポリシーに反しますので、できる限りは頑張りますが、よくて十巻まででしょうか。さらにはIFストーリーというものも考えておりますのでゆっくりと待っていただければと思います。

 

また、なろう様に投稿させていただき気が付いたことは自分と普段からフォローフォローバックの関係を築いてくださっているツイッターの皆様はいかに凄いかということです。Pvが桁違いで、コメントもたくさん。まさに、憧れの姿でもあり、そういった方の存在が近くに感じられることは幸せなことです。

 

自分もここから少しでも近づいていけるよう、残り短い今年と来年を頑張っていきたいと思います。

 

長々と失礼いたしました。渡橋銀杏でした。

 

近年の流行について

そして誰もいなくなった

お久しぶりです。渡橋銀杏です。

最近ではジュンク堂渋谷店が閉店するなど悲しいニュースがあり、小説というものの在り方も変わっている中で、近年の流行する物語の傾向に関して話していければと思います。

近年の作品は小説に関わらず、『わかりやすさ』が重要だと感じます。

特に『鬼滅の刃』は主人公の炭次郎が

『何をするべきか』『なぜその思考に至ったのか』『さらにその背景』を、

すべて言葉として話してくれるため、非常に場面ごとの心情の変化や炭次郎の成長がわかりやすいところが人気を博した理由の一端ではないかと感じます。

 

また、ライトノベルという小説の形態でも

・イラストがあるため、キャラクターの容姿を想像する必要がない

・一人称視点で、その思考を詳しく語るため、推測をする必要もない

これらは非常に現代の『電子書籍化』や『音声読み上げ』などにも適しており、これから更にライトノベルというジャンルの裾野は広がっていくと思います。

 

そんな中で、『ミステリ』は明らかにその逆を行く作風であると言えます。

全てを明かされるのは解答編で、それまでのおおよそ七割の出題編では常に何かが謎のままで物語が進行します。そして、それを脳内で補完しながら自分なりの推理を組み立てるという楽しみかたが一般的ではないかと思います。

 

これから先に、ミステリというジャンルがどうなるかはわかりません。

そんな中で僕は、わかりやすいミステリというジャンルで、少しでもミステリの良さを広めることが出来ればいいかなと思います。

もちろん、今はただただ文章力が不足しているだけなのですが、いずれは理想である

『トリックに使用された一般常識を逸脱している知識を全て解説したうえで、解答編で読者との閃き力と勝負をする』

いわゆる数学の問題に近い形態のミステリを完成させることが出来れば、『わかりやすさ』と『ミステリ』を両立できるのではないかなと思い。日々、思考するばかりです。

 

最後に、しっかりと自身の作品である『不知火の殺人』をKINDLEの形式で読みなおしたところ、やはりまだまだであると感じましたし、淡々と話が進んでいるためもう少し主人公や犯人の心情を詳しく描いた改訂版をいつか出せるように頑張ります。

 

長々と失礼いたしました。渡橋銀杏でした。

デビュー作発表を終えて、『不知火の殺人』の長いあとがき

表紙画像

2020年10月27日

渡橋銀杏としてのデビュー作、『不知火の殺人』が無事に発売されました。

本編にもあとがきを添えてありますが、書き足りないので少し……

 

経緯といたしまして、夜中にAmazonkindleさんに申請後、就寝。目が覚めると既に発売されていて、ただいま記事を作成している状況です。

当方、ブログ等は始めての経験なのでいろいろと書きたいことを整理できているのか不安ではあります。

 

まず、自身の作品がどのような形であれ世の中の皆様に触れる機会を得ることができたと言うのは、非常に嬉しく思います。これまでに書き上げてきた作品の中でも特に充実感、達成感というものが大きかった作品で、

「この気持ちを感じるために創作をしている」

その一端がわかったような気もします。

 

今回の作品で使用されたトリックに関しては、あくまでも理論上は可能です。

しかし、机上の空論という言葉があるように実行するとなれば十中八九失敗するでしょうから実際に使用はしないでくださいね((笑)

 

まだ一作しか書き上げていない僕がミステリー論を語るのはおかしな話ではありますが、あくまで僕の作品が持つテーマとしては

「あとだしの無いミステリ」

これを意識しています。具体的にあとだしと言うのは、

1,必要な情報が解答編に含まれている

2,必要な知識が明らかに一般常識を逸脱している

この2点です。

1に関しては詳しく振れませんが、2には様々な考えを持つ方がいらっしゃることだと思います。

実際に僕が過去に読ませていただいた作品には専門知識を推理に必要とするトリックを用いたものもいくつかありました。(もちろん、そういった作品が悪いと言っているわけではありません)

 

しかし、それではその知識を持っている人しか謎を解くことができません。

僕はミステリーの醍醐味である謎を明かした時の爽快感というものを少しでも皆さんに味わっていただければと思い製作しているので、それよりは必要な知識を出題編にて全て解説してしまう方がいいのではと思い、このスタイルを続けていくつもりではいます。

 

もちろん、一般常識の線引きは難しく

・水は常温ならば液体である

これは出題編でわざわざ解説しません。

・コンセントは穴の長さが短い方から電気が流れ、長い方から電気が逃げていく

こちらは理由と共に解説します。

これらは非常に線引きがわかりやすいのですが、

・純粋な水は電気を通さない

この辺りは難しいところです。しかし、こういって悩めるところも創作の楽しみかなと思っていますので、ゆっくりと製作していければと思います。

 

最後に、出版社の方や担当編集の方。帯の宣伝を書いていただいた方にお礼を申し上げるのが定番だとは思いますが、残念ながら僕にはそういった相手がいませんので、違う方々にお礼を申し上げたいと思います。

 

まずは、こちらの作品『不知火の殺人』に触れていただいた読者の皆様。こんな無名な作家を見つけていただきありがとうございます。僕の作品が皆様の心の片隅に残ることが出来れば、これ以上に嬉しい事はありません。

 

そして、僕をこの世界に導き夢を与えてくださった偉大なミステリー作家の皆様にもこの場を借りてお礼いたします。読書、そして創作という趣味を得ることが出来たのは、間違いなく素晴らしい作品に触れてきたからであり、その事を忘れずにこれからも精進していただきたいと思います。

 

長々と失礼いたしました。渡橋銀杏でした。

                                 2022/10/27